テーブルに置いただけでパッとその空間が華やぐティーウェア。そんなティーウェアに出会ったことはございますか?
最近はシンプルイズベストで何にでも合う物を選びがちですが、特別なお客様がいらしたときや記念日には思い切り華やかなティーウェアで素敵なテーブルを演出したいですね。
中国からヨーロッパ(イタリア)に磁器が伝わったのは16世期、純白で堅く・薄く・繊細・優美な磁器はヨーロッパの文化や美意識にマッチしましたが、その製法は非常に難しく、ヨーロッパで最初に作ったのは18世期初期のドイツのマイセン窯です。
その当時の王様が職人を監禁して作らせたというのですから、いかに磁器の食器が貴重だったかということが分かりますね。
その後イギリスでは紅茶文化が花開き、19世期半ば頃に王侯貴族や上流階級の中でアフタヌーンティーが人気になります。当時のティーフーズは今のような華やかなものは少なくシンプルで地味なものでした。
アフタヌーンティーは貴婦人のセンスを披露する場でもあったので、少しでも華やかに豪華に見えるようにと盛り付ける器やティーカップは優美な曲線のデザインで薔薇などの花柄が描かれたり、金彩が使われ、女性らしく華やかなものが求められたくさん作られるようになりました。
今回選んだ「フラワーズティータイム」のセットはアンティークを思わせる優美は曲線のフォルムに、ドイツのフェイラー社の織物を感じさせる美しいアネモネが大胆に描かれ、さらに金彩がたっぷり施されていてまさに貴婦人のティータイムのための高級感と華やかさを兼ね備えたティーウェアです。
テーブルコーディネートを作る際には、コンセプトやカラー、ポイントを設定しますが、今回のポイント(フォーカスポイント=主役)はなんと言ってもこのティーウェアです。お花やポットなどはホワイト、テーブルクロスやナプキンその他のものはパープルで統一し、このティーウェアの引き立たて役になるようにしました。
ティーフーズも気軽にシンプルに
このように華やかなティーセットを使用した場合は、ティーフーズはシンプルなものでも十分素敵なおうちティータイムを演出できます。今回ご用意したのは
・ミニマリトッツオ
・ミニバーガー
・マンゴープリン
どれも本当に簡単にできるものです。マリトッツォとバーガーのパンは同じブリオッシュの生地です。このブリオッシュも捏ねない、室温発酵のパンなので気軽に作れます。
マンゴープリンはなんとドライマンゴーを使用しています。
私も普段使用する食器はなるべく何にでも合うシンプルなものを選ぶようにしておりますが、特別なティータイムを演出する際はこのような主役級のティーセットが欲しいですよね。EPOCH TABLEのレンタルサービスはプロユースの厳選された食器がその時のコンセプトやテーマに合わせて選べますし、開梱も使った後の梱包もとても簡単です。気軽に利用で来て便利です。
今回選んだ「フラワーズティータイム」は箱を開けた時からとにかく華やかで準備している時から気持ちが明るくなりました。良いものに触れている時の高揚感です。
また、写真ではあまりよくわからなかった波のような優美なフォルムや、カップのハンドルと高台のハンドペインティングの金彩は、その昔貴婦人たちが優雅に使用していたアンティークのティーカップを思い出させます。その昔、貴婦人たちが楽しく華やかで優美なティータイムを過ごしたように、素敵なティータイムを過ごせることでしょう。
いかがでしたか?食器に花柄が多いというのは、何となく皆さんもお感じになっていたかもしれませんが、歴史的な背景があるのですね!
ご自宅用に食器を選ぶときには、使い回しが効いたり、シンプルな物にしがちですが、レンタルでしたら大胆な柄にも気軽にチャレンジできますから、是非一度、おうちティータイムを優雅に彩るフラワーズティータイムのセットにチャレンジしてみてください。素敵なティータイムを!!
より多くの方に自宅でも素敵なおうちアフタヌーンティーを楽しんでいただきたいという思いからこの一般社団法人日英アフタヌーン協会を設立。
アフタヌーンティーはヒト・モノ・コトにつながりをもたらし、心豊かになる素晴らしいPrecious Time!
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・ NECで20年間ブランディング・プロモーションに携わる
・Yukochocolate@Londonにて各種スイーツを習う
・ Curios March@Londonにてテーブルコーディーネート受講
・Bisucuteers@Londonにてアイシングクッキーディプロマ取得
・Judith lacklock Flower Schoolにてディプロマ取得